2019年7月20日(土)に第3回キャリアガイダンスを開催し、2名の修了生を招いて講演いただきました。
学生を中心に、修了生、教職員合わせて23名が参加し、キャリア形成の経験談を共有することができました。
5期生の小山和彦さんは臨床工学技士で、近畿大学奈良病院医療安全管理部に所属されていらっしゃいます。小山さんからは、環境デザインの改善によって医療事故を防止する研究を在学中から一貫して続けていらっしゃるお話を伺いました。環境デザインを深める為に現在、デザインに関するアドバイザーグループの一員として活動されており、医療事故防止の為に様々な取組みに参画されています。
さらに、修了後も本学の研究生としてゼミにも参加されており、今後も医療とデザインの橋渡しを続けたいと熱い思いが語られました。
続いて、3期生の山田利惠さんが登壇されました。山田さんは三菱京都病院緩和ケア病棟の看護師長であり、昨年に認定看護管理者の資格を取得されました。山田さんは、在学中に研究助成を受けながら研究に着手してきたこと、修了後は、学会発表を重ね、学会のシンポジストなどを務めたこと、認定看護管理者を目指して猛勉強したことなど、これまでの歩みを丁寧にお話しして頂きました。山田さんも研究生となっておられ、在学生にアドバイスできるようになった点に自分の変化を感じているとのお話を頂きました。
ご講演後、在校生からなぜ研究生になろうと考えたのか、認定看護管理者へのチャレンジは実際どのくらい大変だったか、などの質問があり、お二人ともご経験について丁寧に返答いただきました。アンケートでも、前向きな向上心や人との出会いを大切にする姿勢などに感銘を受けたことなど、講演が参考になったという声が多く寄せられました。