授業科目一覧
必修科目
- 医療セーフティ
マネジメント学特論 -
医療安全の質の向上など基本的な考え方を学び、医療事故発生後の対応やエラー分析の基本、安全教育についての考え方・手法を学ぶ。
・単位数:2
- 医療リスク
マネジメント学特論 -
国の医療安全政策と、これに関連して医療機関に何が要求されているかを理解する。さらに、医療事故が訴訟に至るメカニズムを学ぶことで、これを防止するためには医療機関及び医療者として何を行うべきかを理解する。
・単位数:2
- 医療倫理学特論
-
生殖補助医療、認知症ケア、終末期医療など、生と死に関わる倫理的諸問題について理論的に整理するとともに具体的事例を話し合い、臨床の医療倫理・看護倫理について理解を深めて、自分の考えをまとめる。
・単位数:1
- 患者参加論
-
医療の質向上や安全を目指すために不可欠な、医療への患者参加の考え方について学び、患者が医療に参加する際に求められる医療者のあり方に焦点をあて、患者参加についての理解を深める。
・単位数:1
- 医療安全学研究方法論
-
本講義では、どの領域の研究でも必要とされる事項、すなわち医療安全学の研究の基本的知識、 研究計画と修士論文作成の基礎となる考え方、研究倫理の重要性、などへの理解を目指す。
・単位数:1
- 多職種連携特論
-
多職種連携の意義および各職種の役割を理解する。さらに、実際の症例をもとにグループ間で議論し、チーム医療を実践するために必要な事項、医療安全から見た多職種連携の意義を理解する。
・単位数:1
- 医療英語
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医療ニュースを題材に医療英語の基本の習得・英文法の復習をしながら読解力を高め、さらにアブストラクト執筆の基本を学ぶ。
・単位数:1
選択必修科目
- 医療安全管理学事例研究
-
事故の根本原因分析について自己学習を行い、分析・対策立案の演習を通して再発防止へと展開する。チーム医療、認知心理学・行動分析学の視点から医療事故分析の新しい手法を学び、新しい安全管理の視点を習得する。
・単位数:1
- 医療経営管理学事例研究
-
財務データ分析、人事考課を用いた人的資源管理、病院のマネジメントに欠かせない情報と実際の管理状態についてディスカッションを行い、高いマネジメント能力を育成する。
・単位数:1
選択科目
- 医事法学概論
-
医療法学を学ぶために、医事法学と関連のある一般法学の基礎知識を学び、医療に関する代表的な判例を取り上げ、ロールプレイを通して法的諸問題の背景にある論議の理解を深める。
【実務家による授業】・単位数:1
- 医療統計学概論
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医療領域における質と安全に関する課題を分析する手法を学び、その手法に関する理論や数理に関する講義と、医療分野の数値データと演習を組み合わせることで、統計学の実践力を学ぶ。
・単位数:1
- 臨床医学概論
-
臨床現場での経験の少ない学生に対し、本学で研究するのに必要な臨床医学の基本的知識を講義する。 具体的テーマとして、臨床医学の概念、臨床診断、薬物治療、チーム医療などを取り上げ、理解を深める。
・単位数:1
- 経済学概論
-
具体的な事例を取り上げ、経済学の基礎を学び、日本経済や世界経済の現状と課題について生活者の視点から考え、理解を深める。
・単位数:1
- 経営学概論
-
経営学の基本的概念、企業行動の基本原理、経営学説、組織構造などの理解を深め、経営・企業とは何か、企業は社会でどのような役割を果たしているか、成功している企業の特徴について学習し、企業と医療組織の行動原理の違いについて理解を深める。
・単位数:1
- 安全心理学特論
-
事故につながる人的要因に焦点をあて、事故・エラーの発生メカニズムを明らかにし、事故・エラーの防止と軽減のために必要となる考え方、及び認知心理学の立場から見た人間の認知・行動の仕組みや特性について双方向授業を通じて学ぶ。
・単位数:2
- 医薬品安全管理学特論
-
医薬品の安全管理全般にわたる現状や問題点として、ハイリスク薬管理、医薬品情報や副作用情報の収集・利用などについて解説するとともに、事故事例や身近な事例をテーマに自由な討論を交えて理解を深め、医薬品安全管理の実践的な手法を修得する。
・単位数:2
- 医療機器安全
管理学特論Ⅰ -
電気を使用する医療機器を安全に使用するための基礎的な原理・構造、トラブル事例とその対処方法を中心に解説するとともに、トラブル事例等について自由な討議を交えて、医療機器の安全使用に関する知識を深める。
・単位数:1
- 医療機器安全
管理学特論Ⅱ -
医療機器の信頼性と安全性を規制する医薬品医療機器等法の制度を理解し、その技術基準となるJIS(日本産業規格)や医療機関での携帯電話等の安全使用などの指針等の詳細を工学的に理解する力を養う。
・単位数:1
- 医療機器材料
安全管理学特論Ⅰ -
医療機器(および医療用器具)に使用されている材料に焦点を当て、材料的特性から解説する。医療機器に使用される材料の現況と課題、安全管理に関する関連規制法、安全性試験などについて解説し知識を深める。
・単位数:1
- 医療機器材料
安全管理学特論Ⅱ -
医療機器(医療用具)の安全管理に関してより深い理解を目指し物理的、化学的特性や物性工学的な特性について解説する。最近のトピックについても紹介し、材料と使用する上での疑問点などについて理解する力を養う。
・単位数:1
- 医療行政特論
-
日本の医療政策の全体像及び最近の改革の動向について講義するとともに、医療機関の経営問題についても言及する。論理整合的に一定の評価ならびに自分の考えを整理し、人に伝えられることを目指す。
・単位数:1
- 医療情報学特論Ⅰ
-
医療における情報通信処理技術を活用した医療情報学の基本を学び、医療における情報収集、四職検索、統合、意思決定、診療行為、医療の品質管理においての医療情報学の意義と方法論などを学ぶ。
・単位数:1
- 医療情報学特論Ⅱ
-
医療情報を取り巻く法制度、医療所婦方を基礎としたEBMの考え方、目的を考え、医療情報学の新しい技術と影響について学ぶとともに、どうあるべきかを議論する。
・単位数:1
- 医療福祉施設
安全管理学特論 -
医療福祉施設について、歴史的経緯を辿り、関連制度、具体的事例を示しながら今後の課題を概説し、患者安全・施設安全の面から見た安全・安心・安定した施設運営と環境の捉え方について双方向授業を通じて理解する。
・単位数:2
- 看護安全管理学特論
-
医療安全における看護師の責務や看護管理の視点での組織の医療安全について概説し、看護管理に携わる者が実施すべき医療安全管理について、双方向授業を通じて理解を深める。
・単位数:1
- 看護研究方法論
-
看護管理や医療安全管理の臨床疑問をもとに研究計画を練るための基本的知識として、研究デザイン、研究倫理、量的・質的研究の特徴と具体的方法などを理解し、意見交換も行って、研究計画の作成に役立てる。
・単位数:1
- 看護生涯学習特論
-
生涯学習や省察的学習に関する理論的知識を踏まえ、看護者が生涯にわたって学習することの意義や方法、看護キャリア志向、看護生涯学習の義務と権利などについて、議論を交えながら理解を深める。
・単位数:1
- 感染制御学特論
-
院内感染における感染症の発症機序、感染経路、その対策について学び、院内感染対策の基礎知識を修得する。
【実務家教員による授業】・単位数:1
- 地域包括ケア管理学特論
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高齢期に生きがいをもち自己実現できるための支援と地域共生社会への展開について議論する。議論を通して、高齢者ケアだけではなく児童や障害者のケアなどを含む、地域共生社会への基本となる理念、考え方を学ぶ。
【実務家教員による授業】・単位数:1
- 人間工学特論Ⅰ
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生活環境及び就労環境を題材に取り上げ、人間工学の考え方及び原理原則についてグループディスカッション等を取り入れながら、生活及び職場環境の改善に役立てる知識を学ぶ。
・単位数:1
- 人間工学特論Ⅱ
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日常的に携わる作業環境及びコミュニケーションにおける課題を分析し、双方向授業を通じて改善するための考え方や方法論を修得する。
・単位数:1
- 医療経営戦略特論
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戦略の具体的な形でもある経営計画の策定の演習を行うため、受講者はグループワークやプレゼンテーション等も行い、戦略思考を高めていく。
・単位数:1
- 管理会計学特論
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企業内部の経営管理者に必要な会計情報を収集、整理、提供し、活用するところから発展してきた管理会計について、その基本的な内容を事例を取り上げ、管理会計の基礎的な知識を修得する。
・単位数:1
- 経営組織特論
-
教材等についてプレゼンテーションやグループディスカッションを通じて、営利組織、非営利組織の違いとそのメカニズム、マネジメントを学び、組織の行動原理やリーダーシップの本質を修得することを目的とする。
・単位数:1
- 経営モデル研究特論
-
経営モデルの変化に伴う意志決定過程において必要な組織内外の諸要素の相互関係の分析、経営を取り巻く問題の解決のための科学的・定量的な方法論を事例演習を交えて学ぶ。
・単位数:1
- 財務会計学特論
-
基本的財務諸表の種類と意義の把握を通じて、財務会計の基本を理解する。
・単位数:1
- 財務管理学特論
-
経営における財務の理論について会計の知識をもとに理解を深め、あわせて財務分析の事例を通して財務を読み取る能力を鍛える。
・単位数:1
- 人的資源管理特論
-
多様な人材がチームとして適切に働くための、職業人と職場組織の課題と方策を講義し、現場に応じた考察を行うとともに、人と仕事のマネジメントについて学び、人的資源管理の理解と現場への適用を理解する。
・単位数:1
- 教育学概論
-
教育の本質・目標を、グループディスカッション等を通して生物的、社会的、制度的、法的、個人的側面から総合的、多角的に考察し、教育を担う教員の役割を理解する基盤的資質の形成と教員の基盤的資質の育成・強化を行う。
・単位数:1
- 教育方法・技術
-
教育の方法・技術の本質を、代表的な単元構成法と教育方法の、理論的・実践的理解を通して探りたい。グループディスカッション等を導入し、参加型講義の形で、他の受講生とともに集団的な理解を形成できる形を目指したい。
・単位数:1
- 心身の発達と学習過程
-
ヒトの発育・発達特性とその学習の評価を理解するとともに、身体活動と体力が心身に及ぼす生理・心理学的応答、健康教育とその学習評価について学び、、安全教育に必要な事項についてディスカッションを通して学修する。
・単位数:1
- 教育心理と教育評価
-
子どもたちを認知的発達や個人的特性、性格や障害など、様々な角度から学習することにより、多角的視点からの受け入れと評価の方法を体験やディスカッションを通して学修する。
・単位数:1
特別演習
- 特別演習
-
研究者に必要な基本的能力を養う。指導教員が、研究課題の設定、文献検索、研究実施計画書の作成、データの収集・分析、発表原稿の作成、などに必要な考え方、手法を指導し、修士論文の作成につなげる。
・単位数:2
課題研究
- 課題研究
(修士論文作成) -
特別演習に引き続き、指導教員が修士論文の完成までを指導する。論文要旨、背景、対象・方法、結果、考察、参考文献の各項目において、院生が作成した原稿を逐次確認、修正することで論文の完成を目指す。
・単位数:8
取得学位と修了要件
学位及び称号:修士(医療安全管理学)
修了要件及び単位履修方法
【平成30年度以降入学生】
必修科目10単位(必修科目8単位+特別演習2単位)、選択科目11単位以上及び選択必修科目1単位以上を修得し、かつ必要な論文指導を受けた上で、本学が行う修士論文の審査及び最終試験に合格したことによる8単位を加え30単位以上を修得すること。年間履修登録単位数は上限30単位とする。