修了生の西尾嘉津政さん(12期生)が、2023年にヒューマンインタフェース学会第204回研究会での発表に対して、コミュニケーション支援研究賞を受賞されました。 受賞された研究題目と概要は次のとおりです。 「理学療法臨床経験の違いによる自身の動作表現と動作指導表現の違いに関する研究」 西尾 嘉津政・岡 耕平 移乗介助動作を指導する際には、動作と言葉による指導の両方を用いることが重要である。移乗介助動作に関する行動学的研究は数多くあるが、言葉による動作指導に関する研究はほとんどない。そこで、臨床の違いによって、自分の動作の表現と動作指導の表現がどのように異なるかを検討した。この研究を通して、移乗介助の指導技術を向上させるための知見を得たいと考えた。理学療法士と養成校の学生を対象に、移乗介助に関する自分の動作と動作指導の表現とその特徴と内容を比較した。その結果、理学療法士は学生に比べて、動作の内容やポイントだけでなく、その目的も表現できていた。また、動作指導に習熟している理学療法士は、動作の目的だけでなく、そのメカニズムも表現できていた。 受賞に対する西尾さんのコメントは次のとおりです。 「この度は、学会発表において、このような素晴らしい賞をいただき、大変光栄に存じます。 まずは、研究を進めるにあたり、ご指導いただいた岡先生、そして多くの支援をくださった研究仲間や家族に深く感謝申し上げます。 また、学会関係者の皆様にも心より御礼申し上げます。 今回の受賞を励みに、今後も研究活動に邁進し、更なる成果を上げるよう努力してまいります。 誠にありがとうございました。」
本学修了生の西尾嘉津政さん(12期生)がコミュニケーション支援研究賞を受賞されました。
2024.5.16
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