本学修了生の木下ゆかりさん(5期生)と本学の岡耕平教授、元本学の土屋八千代教授との共著論文がインターナショナルNursing Care Researchに掲載されました。論文の書誌情報と要旨は以下です。 木下ゆかり・岡耕平・土屋八千代. (2023). 病棟看護師長の管理業務に注目したストレスマネジメントの有効性に関する検討―管理業務の俯瞰に基づいたコーピングの提案の有効性-. インターナショナルNursing Care Research, 22(1), 145-154. 本研究では、看護師長の業務を機能の観点から整理し、機能間のパフォーマンス変動を制御する機能共鳴解析手法を参考に、ストレス源の制御を試みた。大阪府下200から500床の急性期病院に勤務する病棟師長40名が調査に参加した。うち、日本語版職業性ストレススケール改訂版(JSS-R)を用いて回答を得た29名を対象に、ストレス反応得点の高い14名と低い7名にインタビューを行った。本人が最も負担に感じる管理業務について、機能間の関係を図式化し、高位群の半数に対して個人に応じたコーピングを提案し、実践を促した。1か月後に再度JSS-R を実施した結果、コーピング提案群の心理的ストレス反応の軽減は見られなかったものの、量的ストレス源の軽減効果があることが示唆された。
本学修了生の木下ゆかりさん(5期生)と本学の岡耕平教授、元本学の土屋八千代教授との共著論文がインターナショナルNursing Care Researchに掲載されました。
2023.11.10
ニュース