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本学修了生 鷲尾潤子さん(7期生)の修士論文が学術誌「日本看護医療学会雑誌」に掲載されました。

2021.9.18

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本学修了生である鷲尾潤子さん(本学大学院7期生、現 研究生)の修士論文の一部である「在宅高齢者に対する栄養マネジメントプログラムの試み」(本学の飛田伊都子教授、研究生の岸村厚志氏、髙野佳子氏、有田弥棋子氏らとの共著)が学術誌「日本看護医療学会誌」第23巻 第1号に掲載されました。

鷲尾さんは、本学での修士学位論文「在宅高齢者における栄養マネジメントプログラムの評価-家族参加型による介入の試み」において、在宅高齢者を対象として栄養マネジメントプログラムを立案し、その有効性を評価しました。栄養マネジメントプログラムには行動分析学の枠組みを用いて、介入前後の個体内比較と介入群と非介入群における群間比較を行いました。その結果、栄養マネジメントプログラムの有効性が示唆されました。データ収集が困難である在宅高齢者を対象とした貴重な研究を公表することができました。

鷲尾さんは、「訪問看護の現場で在宅高齢者の低栄養を改善できないかと感じていましたが、その方法が見つかりませんでした。本学大学院で行動分析学を学び、その枠組みを活用して在宅での食事に関わる環境要因を調整するという方法が有効であると研究結果が出たことは現場に活かせることだと思います。論文掲載に至るまで何度もご指導頂きました指導教授に感謝しております。今後も探求心を持ち学び続けていきたいと思います。」と述べています。

鷲尾潤子,飛田伊都子,岸村厚志,髙野佳子,有田弥棋子:在宅高齢者に対する栄養マネジメントプログラムの試み.日本看護医療学会雑誌23(1): 8-19, 2021.