本学修了生である岸村厚志さん(3期生:研究生)の研究論文「介護労働者の腰痛の現況からみた課題と行動分析学を用いた予防教育の有用性」(本学の飛田伊都子教授との共著)が学術誌「作業療法」第39巻第4号(2020年)に掲載されました。
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岸村さんは、本学での修士学位論文「安全な移乗介助技術習得のための教育方法の検証:スライディングボードを用いて」において、介護労働者の職業性腰痛に対する予防対策が重要であるものの、抱上げない移乗介助が習得できる教育方法が確立していないことを指摘しました。今回、介護労働や国内外の腰痛対策の現況に加えて、移乗介助の教育方法として行動分析学を用いた予防教育が重要であることを総説としてまとめました。
岸村さんは、「作業療法士として学術誌『作業療法』に自身の論文が掲載されることはひとつの目標でした。論文掲載まで継続的にご指導頂いた指導教授のお陰だと感謝致しております。次の論文掲載に向けて今後も精進を重ねます。」と研究の継続に意欲を示しています。