本学では、大学院修了後のキャリア形成を視野に入れて、計画的に学生生活を送れるよう、「キャリアガイダンス」を開催しています。
2018年7月21日(土)に、2名の修了生を講師として「キャリアガイダンス」を開催し、多くの在校生、修了生、教職員が参加しました。
最初に、社会医療法人祐生会みどりヶ丘病院 医事課長の田中龍也さん(4期生)が「私のキャリアデザイン」と題して講演を行いました。
田中さんは本学修了後、医事課長に昇進し、医療情報システム全般を統括する必要から、すでに取得していた診療情報管理士に加えて医療情報技師の資格を取得したそうです。現在は研究生として研究を続けるかたわら、部下のキャリア形成が課題とのことで、意欲的なキャリア開発の状況について話をしてくださいました。
田中さんはもともと負けず嫌いだったそうですが、大学院では勉強しなければならない課題が多過ぎて、知らないことを知らないと言えるようになったそうです。
また、多職種の人と出会ってその向上心に刺激されたことや、現場でも常に数字を意識するよう指導を受けたことが、自己変容やキャリア形成の基盤になったと話していました。
続いて、南大阪小児リハビリテーション病院 大阪発達総合療育センター 看護部長の中山昌美さん(1期生)が、「キャリアデザイン」と題して講演をされました。
中山さんは本学修了後、管理系大学院修了の条件(「要件4」)で認定看護管理者を受験し、合格されています。そのため、認定看護管理者の役割や資格要件、受験申請時の具体的方法や手続きなど、認定看護管理者に関する情報についても提供してくださいました。
中山さんは看護師として仕事を始めた時に、人生のモデルとなる素晴らしい先輩と出会い、その時からずっと看護管理者を目指してきたそうです。
また、看護師として勤務し、研修や教育を受けながら、様々な機会を活用して形成してきたキャリアについて、紹介していただきました。
参加者からは、「こうなりたい、という強いビジョンを持っておられることが、とても印象的でした」「キャリアは生き方そのもの、という言葉に胸を打たれました」「認定看護管理者についてお話が聞けて良かった」などの声が寄せられ、意義深いひとときだったようです。