研究内容・メッセージ
本研究室では、病院等に設置が義務付けられている「医療機器安全管理責任者」の意義、資質、技能、組織等について医用安全工学の観点から研究を行います。 学生自身が最も関心の高い分野での医用安全工学上の問題を題材に、医療現場に還元しうる実際的な理論と技術を習得することを目的とします。
- 職位
- 客員教授
- 学位・資格
- 工学博士／臨床工学技士
- 専門領域・分野
- 医用安全工学、臨床工学、医用計測工学、医用治療工学
略歴
1967年上智大学工学部卒、72年同大学大学院理工学研究科博士課程修了（工学博士）。89年、臨床工学技士免許取得。73年三井記念病院MEサービス部技師長、88年同病院MEサービス部長、96年日本工学院専門学校臨床工学科長、97年神奈川県立衛生短期大学衛生技術科専任教授、03年神奈川県立保健福祉大学教授、08年東京工科大学客員教授。11年本学教授、17年本学特任教授。 79年日本ME学会第2種技術実力検定試験実行委員会委員、95年日本ME学会第1種ME技術実力検定試験実行委員会委員、98年臨床ＭＥ専門認定士合同認定委員会委員長、05年クリニカルエンジニアリング安全研究会会長、06年臨床工学技士国家試験委員会副委員長、09年医療機器承認基準等審議委員会委員長。19年本学客員教授。
社会活動等
臨床工学技士国家試験委員、医薬品医療機器総合機構専門委員、医用電子機器JIS原案作成委員会委員、日本医療機器学会理事、日本医療福祉設備協会理事、日本生体医工学会評議員、クリニカルエンジニアリング研究会会長、Clinical Engineering誌編集顧問など
著書等
- 「臨床工学技士標準テキスト（改訂第２版）」（金原出版，2012年）
- 「ナースのためのME機器マニュアル」（医学書院,2011年）
- 「医療機器早わかりガイド」（秀潤社 2010年）
- 「ＭＥの基礎知識と安全管理」（南江堂 2008年）
- 「ME機器保守管理マニュアル」（南江堂2004年）
- 「臨床工学技士標準テキスト」（金原出版 2002年）ほか
主な研究実績
- 「臨床モニタ機器の安全管理」
単著／2014年／日本臨床麻酔学会誌34巻1号,pp145-150 - 「添付文書VS取扱説明書」
単著／2012年／Clinical Engineering,23巻11号,pp1005-1006 - 「アラームとは何か」
単著／2011年／Clinical Engineering,22巻9号,pp841-844 - 「方形波発振器で簡単ME実験」
単著／2010年12月／Clinical Engineering 21巻12号,pp.1183-1187 - 「ペースメーカチェック機器を作ろう」
単著／2010年12月／Clinical Engineering 21巻12号,pp.1215-1219 - 「JIS から見た医療機器の安全性」
共著／2010年6月／セイフティ・エンジニアリング，159号，pp11-15 - 「JIS・JECにみる除細動器の安全性」
単著／2009年6月／Clinical Engineering 20巻6号,pp.515-517 - 「医療機器安全性確保の理念と教育」
単著／2009年3月／病院設備51巻2号,pp.82-83 - 「漏れ電流測定実習用のモデルME機器」
単著／2009年3月／Clinical Engineering 20巻3号,pp.244-249