アドバイザー制度
入学試験に合格すると、一人ひとりの入学予定者に専任の「アドバイザー(教員)」が選ばれます。アドバイザーは、入学予定者が関心を持つ分野の教員や、研究課題にもっとも適した教員が担当するように留意しています。 アドバイザーは、入学までの期間や入学後に指導教員が決定するまでの間、入学予定者とメール等で連絡を取り合いながら、入学準備や入学後のカリキュラム選択などのアドバイスを行い、また研究課題についての準備もサポートします。
指導教員制度
本学入学者の最大の目標は、修士の学位を取得することです。修士論文の研究に際しては学生に指導教員がつきます。指導教員は、原則として一人の学生に対して主指導教員と副指導教員の2名で担当します。 入学後、学生はアドバイザーとともに研究課題について準備を進めますが、アドバイザーの重要な役割は、その学生にとってもっとも適した指導教員に引き継ぐことです。 指導教員は修士論文発表の公聴会まで研究を支援するとともに、その後の学会発表や学術雑誌への論文投稿・採択までサポートします。また、在学中の学修上の相談などにも対応しています。
学年担任制度
各学年に2名の教員が学年担任として配置されています。学年担任は、その学年の学生の学修上の問題をはじめとする様々な相談に対応しています。
卒後支援・就職支援
本学の学生の大多数は医療・福祉業界で現職を持ちながら、医療安全についてより深く学び、研究しています。そのため、いわゆる就職希望の学生は少数ですが、これらの学生に対しては学校法人大阪滋慶学園のキャリアセンター職員が、それぞれの希望に応じて就職支援を行っています。 大阪滋慶学園は30年以上にわたり医療・福祉業界に人材を輩出しており、すでに3万人を超える卒業生が業界で活躍しています。キャリアセンターには年間9000件近い求人票が届いており、業界との強いネットワークによって大学院学生の就職や転職も支援しています。
なお、現職を継続している修了生は、職場の医療安全管理者、医療機器安全管理者等として職場の医療安全のリーダー役を担っており、職能団体の研修担当者として幅広く活躍しています。また、大学の医療関連学部で教員となった事例もあります。
さらに、看護師として所定の経歴を持ち、本学で看護管理に関連する修士論文研究によって修了された方は、日本看護協会の認定看護管理者の受験資格が得るための書類審査を受けることができますので、認定看護管理者としてキャリアアップが可能です。
また、本学の修士課程修了後も研究を継続したい場合は、本学の研究生として在籍することが可能です。その場合、指導教員も選任されますので、在学生と同様に教員の指導を受けながら研究を継続することができます。
他大学の博士課程への進学、あるいは他大学の研究生として進学を希望する場合は、希望する大学の教員と本学教員とが情報交換を行い、最適の進路が決定できるよう支援を行っています。