滋慶医療科学大学院大学（旧名）は、医療安全領域の専門家を輩出する修士過程で、日本では唯一の大学院です。所属する診療情報管理の世界でも働きながら大学院に通い、修士号を取得される方が少しずつ増え始めています。自分もどうしようかと周囲を見渡した時に、親しい診療情報管理士の方がすでに本学で学んでいた事、また勤務する施設で医療安全に従事している看護師が本学を修了していたと知り、受験したい気持ちが高まりました。

入学しても修了できないのではないか？という不安よりも、駅から近く勤務後に通える、土曜日授業があること等、地理的な条件も良く、医療安全に特化した大学院で、幅広いテーマで講義や研修を受ける事が魅力でした。

受講する講座の選択や修士論文作成について、同期の方々と不安を語り合った事、指導教員との出会い、模擬裁判、多職種連携、医療安全を踏まえた病院建築について等、多方面で活躍されている先生方のもとで演習に参加できた事や、1つの事例を数ヶ月かけてグループワークで取り組んだ事は、かけがえのない経験となりました。

現在も研究生として在籍し、学会発表の折など丁寧にご指導頂いています。これからも大学院で学んだ医療安全の視点で仕事に取り組み、活かしていきたいと思います。