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修了生・在校生の声

※職業・勤務先・掲載内容は、取材当時のものです。

3期生
藤井 耕さん

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勤務先 公益社団法人 信和会 川端診療所
職種 臨床工学技士

学んだ成果でより安全な職場作り

私は、管理者として職場の医療安全を担当していました。当時は、いろいろな医療安全の書物を読んで、独学でインシデントやヒューマンエラーに向き合ってきました。

しかし、エラーやインシデントの報告は後を絶たず、次々とあがってきます。自分の力ではどうする事もできず、このままではいずれ重大な事故が起こるのではないかと不安な日々を送っていました。

そんな時、医療安全を学べる大学院があることをネットで知り、すぐに進学する決意をしました。

大学院では、これまで学んだ学問領域を超える幅広い知識を得ることが出来ました。特に認知心理学や人間工学は、ヒューマンエラーを理解するうえでとても重要な学問であること、また専門職連携教育(IPE)や専門職連携実践(IPW)など、多職種協働による実践、教育が重要であることなどを学びました。

同じような思いで入学してきたクラスメイトと、グループワークやミーティングを通して、それぞれの専門領域の知識や実践、苦労や工夫などを共有し、理解を深めあいました。仲間達からの刺激を受けて、自分自身もこれまで以上に成長できたと思います。

仕事をしながらの大学院生活は、多くのの文献を読んだり、レポート課題に取り組んだり、試験勉強や研究課題など、盛り沢山の課題に取り組まなければならず、寝不足の日々が続くこともありましたが、2年間という期間はあっというまに過ぎてしまい、今思えば、人生の中でもっとも充実した日々だったと感じています。

修了後も、引き続き同じ職場で医療安全を担当していますが、これまでに学んだ成果を活かして、より安全な職場を作っていきたいと日々奮闘しています。

また、これまで取り組んできた研究課題も継続して追求していきたいと思っています。そして自分の研究成果を更に深めて、より多くの人達へと伝えていきたいと考えています。

私にとって大学院の修了はゴールではなく、まさにこれからがスタートだと感じています。

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