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研究科長挨拶

2011年4月に、「医療の質・安全の向上」を担う人材の育成を目指し、わが国で最初の「医療安全管理学」を専攻する修士課程大学院、滋慶医療科学大学院大学(現:滋慶医療科学大学大学院)が設立されました。

新型コロナウイルスの感染拡大は、医療現場における安全の確保がいかに重要であるかをあらためてわれわれに認識させる機会となりました。「医療の質・安全の向上」に指導的立場で貢献するためには、本分野に関する幅広い知識と高い研究能力が必要です。滋慶医療科学大学大学院では、卒業時に求められる能力をディプロマ・ポリシーとして掲げ、医療の質・安全に関する幅広い知識、国際的な視野を持った研究能力、高度な倫理観、の獲得を目指しそのための教育環境を整備しています。

本学の強みは、医学、看護学、薬理学、臨床工学などの医療系専門分野に加え、心理学、経営学、工学などの多様な分野の専門家からなる教員のもとで講義や研究指導を受ける機会を提供できることにあります。講義では、医療の質・安全の基礎となる科目を必修科目として、それぞれの目的に沿って幅広い分野の知識を習得できる科目を選択科目として配置しています。修士論文の作成に当たっては、多様な分野での研究手法にも対応できるよう、原則として2名以上の専門分野の異なる教員から直接指導を受けます。

本学に入学する方は、医療現場で働く社会人大学院生が大多数です。仕事や家庭と両立させながら講義や研究課題をこなすには大変な努力と周囲からの理解が必要です。本学大学院の教職員は、学生の皆様に寄り添いながら、2年間の学業が無事に終了できるようサポートします。医療安全に興味のある方、これから医療安全の指導的立場を目指す方、さらに高度な知識・研究能力の獲得を目指す方にとって、本学での学修が将来のキャリアアップの機会となれば、われわれにとってこの上ない喜びです。

医療管理学研究科 研究科長 和佐 勝史(わさ まさふみ)

医療管理学研究科
研究科長
和佐 勝史(わさ まさふみ)
医学博士
大阪大学名誉教授