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木内 淳子Atsuko Kiuchi

客員教授:木内 淳子

研究内容・メッセージ

臨床現場でもし有害事象がおこったら、どのように対応すれば、患者さんに納得していただけるか、またもっとも紛争化せずにすむか? あなたは悩んでいませんか? 有害事象が医療ミスとされ、紛争化し、さらに訴訟化することは患者さんにも医療者にも不幸なことです。裁判が長期化すれば双方に与える影響は大きくなります。
医療現場で起こる数々の問題について、社会はどのように判断しているかを、判例を検討することにより多くの知見を得ることができます。実際におこった具体的な訴訟事例の経過を詳細に知ることができ、その事故を患者・家族がどのように受け止めているかを知ることが可能になります。そこから私達は学ぶことがたくさんあります。私とともに学び自信を持って対応できる力を獲得しましょう。

職位
客員教授
学位・資格
博士(医学)/医師/麻酔科標榜医/麻酔科指導医
専門領域・分野
麻酔科学、医事法制
担当科目
医療リスクマネジメント学特論Ⅰ・Ⅱ、臨床医学概論、特別演習、課題研究(修士論文作成)
リサーチマップ
https://researchmap.jp/a-kiuchi

略歴

1972年徳島大学医学部卒、同年医師資格取得、00年学位取得(博士〔医学〕、滋賀医科大学)。1989年日本生命済生会附属日生病院麻酔科部長、01 年大阪船員保険病院麻酔科部長。02年大阪大学医学部非常勤講師、07年滋賀医科大学医学部非常勤講師。11年本学教授。05年10月第13回日本麻酔・医事法制研究会(リスクマネジメント)会長、08年日本麻酔科学会‘医療行為に関連した死亡に係る死因救命の在り方に関する検討会’ワーキングメンバー、09年日本臨床麻酔学会誌編集刊行委員会査読委員。

社会活動等

第15回麻酔医事法制(リスクマネジメント)研究会会長、第57回日本麻酔科学会関西地方会会長
医療の質・安全学会理事

著書等

  • 「医療安全と医療訴訟」(安本和正編集)(2014年)
  • 看護師等が刑事責任を問われたじこの根本原因分析 -そこから学ぶ事故防止策の不備の検討-」 共著/2013年/医療の質・安全学会雑誌 Vol.8 No.4
  • 「インフォームド・コンセントその理論と書式実例」(前田正一編集)(医学書院 2005年)

主な研究実績

  • 「ガイドライン(指針)を根拠に刑事訴訟に至った事例の検討」 木内淳子 安本和正他/2015年/日本臨床麻酔学会雑誌Vol35,No1.120-127
  • 「診療記録は漏れなく正確に記載する 記載されたことだけが事実となる」 木内淳子 江原一雅/2015年4月/LISA Vol22,Np04
  • 「厚生労働省『医療の安全の確保に向けた医療事故による死亡の原因究明・再発防止の在り方に関する試案』(第三次試案)に対するパブリックコメントからみたその問題点」 共著/2009年11月/日本臨床麻酔学会誌Vol.29,pp.905-910
  • 「“診療行為に関連した死亡に係わる死因究明等の在り方に関する検討会”にたいする日本麻酔学会事故調WGの活動について」 共著/2009年11月/日本臨床麻酔学会誌Vol.29,pp.890-895
  • 「判例から学ぶ麻酔症例‐医療事故に関する用語についての整理、理解」 共著/2009年9月/Anesthesia Network Vol.13,No.3, 2009
  • 「Analysis of Lawsuits on malpractice related to Spinal anesthesia in Japan-Change in the causes of anesthetic malpractice related to judicial precedents Legal Medicine.」 共著/2009年2月/Leg Med(2009),doi:10.1016/j.legalmed.2009.02.036,電子版
  • 「判例にみる術後呼吸管理における事故の状況」 共著/2008年12月/日本臨床麻酔学会誌Vol.28,pp.986-992

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