前職では医療経営上の問題に常に悩まされ、個人的にも「きちんとした学術論文を書きたい」という思いがあったことから恩師に相談したところ、こちらを紹介され、エキサイティングな体験授業に触れ、受験を決意しました。そして、博覧強記にして人脈豊富で個性豊かな教員の方々に出会い、修了後も研究生としてご指導を仰ぎ、先ごろ学術誌への論文掲載が叶いました。また、共に学び、楽しみ、支えあう、掛け替えのない友とも出会うことができました。私がこの大学院を志し、その学びを結実させることができたのは、ひとえに人のつながりのおかげです。また、滋慶の医療安全管理および、それに立脚した医療経営管理というユニークな観点は、学びの内容も豊かなだけでなく、管理者を育てることのできるレベルの高いもので、医療安全を技術ではなく精神として、マネジメントに生かしていけるという手ごたえを感じています。

現在は、訪問看護ステーションに転職し、リハビリ部門を創設しました。ここでは研究室で学んだことが、実践で生かされています。私も知識と精神をさらに高め、部署・ステーションの運営に微力を尽くし、地域への貢献を続けていきたいと思っています。