私は、臨床工学技士として総合病院で従事しています。臨床工学技士は、生命維持管理装置の操作・管理を担当しており、中には一つのミスが患者さんの命に直結する装置も多いため、医療安全に興味がありました。そのため、「医療の質・安全」に関する講座を開講する、本校に入学を決めました。

実際の授業では、様々な分野の教授の講座が開講しており、その内容もディスカッション形式の授業が多く、仕事終わりで疲れていても、集中して授業を受けることができました。また、職種の構成も、様々な背景の方が進学しており、実際の臨床のように、自分だけでは見ることのできない視点から物事を見ることができ、大変勉強になり、刺激を受けました。

研究の進め方にも不安がありましたが、授業だけでなく、担当教授から、丁寧に研究方法を教えていただきました。また、研究室は少人数制のため、頻繁に情報交換をすることができ、様々な困難を乗り越え、無事に卒業できました。

現在は、大学院で学んだことを生かして、安心・安全に働きやすい組織を作ることを意識し従事しています。