For patient safety and security
医療現場の安全を担う人材を
育成する
我が国の医療機関では、医療安全管理体制の整備が法律で義務づけられ、医療安全管理者を中心とした安全文化の醸成が求められています。しかし、現場での医療安全を担う人材の育成に関しては、各医療機関の取り組みに依存している場合が多いことから、学術的な基盤をもとにした医療安全教育の場を提供することが求められてきました。
このような医療安全に対する社会的ニーズに応え、医療の質・安全の向上に指導的立場で貢献する人材の育成を目指して、2011年4月に、わが国で最初の「医療安全管理学の修士課程」を有する滋慶医療科学大学院大学(現:滋慶医療科学大学大学院)が設立されました。
滋慶医療科学大学大学院では、修了時に求められる能力をディプロマ・ポリシーとして掲げ、医療の質・安全に関する専門知識、国際的な視野を持った研究能力、高度な倫理観、などの獲得を目指し、そのための教育環境を整備しています。医療安全に興味のある方、これから医療安全の指導的立場を目指す方、より高度な知識・研究能力の獲得を目指す方には、本学での学修が医療安全に必要な知識、研究能力の修得だけでなく、さらなるキャリアアップの機会となることを期待します。